おかげさまでカフェかなっぺは営業開始から8年目に入りました。

震災からカフェの営業へと続くこの約10年の中で、私たちが経験し、感じていること、大切にしていることを知ってほしいという思いからこのロゴマークが生まれました。

震災直後の数年間で、店主である私(千葉カオル)は大きな環境の変化をほぼ同時に3つ経験することとなりました。避難生活、結婚、仕事です。震災前と後では、全く別の人生と言っても過言ではないほどの、普通の人では経験できないような劇的な変化を経験しました。

はからずも、これまでの「あたりまえ」が実は「あたりまえではない」ということを身をもって知る機会を得られたのです。

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以前はあたりまえに食べていたレンジでチンする弁当、食べなくなったら腹痛でトイレにいく体質ではなくなった。

以前は洗い物をしなかった自分。お店で皿洗いをしたらひどい手荒れだったが、石鹸で洗うようになったら全く手が荒れなくなった。

ついでに洗濯洗剤も石鹸に変えてみたら、以前は生乾きの洗濯物がひどい臭いだったのに、最近久しくその臭いがしなくなった。

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など、次々とおかしな経験を繰り返すうちに、これまで普通だったものに疑問を持ち始めることになりました。

「無添加」・「無農薬」・「無垢材」などなど。これらは最近巷で人気のフレーズとなっていますが、これらは何が「無」なのでしょうか。何が含まれないことを望まれているのでしょうか。

現代社会は便利さを追求しすぎたせいで、それまで大切に維持されてきたバランスを崩し始めているように思います。

便利さを追求する時代から、便利さと大切さを両立させる時代へ。チームかなっぺが目指しているのはその方向です。

2019年10月10日 カフェかなっぺ店主 千葉 カオル

※ 2019年11月17日 一部加筆

 

カフェかなっぺ料理人(千葉カナエ)より一言
「化学を無駄遣いしないで、大切に使いたいです。」

カフェとしての取り組み

カフェかなっぺではケミカルオフのポリシーを大切にしており、化学調味料・食品添加物の使用を控えております。無添加にこだわりすぎるとコストが膨大となるため、無理のない範囲で極力減らすよう努めております。

その代償として調理時間が多く必要となり、ご注文が重なった場合は食事の提供まで大変お待たせする場合があります。ご理解いただけると幸いです。

カフェで使用している食材は生産者の顔が見える食材の割合を年々増やしており、そのどなたもが減農薬・自然に還る農薬などの使用を心がけている方々です。

また、食器洗いや洗濯などは全て石鹸を使用しております。海の近くで営業している立場として、できるだけ海を汚さないよう努めています。

テラス席など、木材を使用したスペースは可能な限りペンキの使用を控え、柿渋や蜜蝋などで保護しております。

商標登録出願中

今後このマークを大切に使っていきたいため、現在商標登録を出願中です。

ロゴマークのシルエットについて

デザインした私自身はわかりやすい形のつもりで描いたのですが、人によって見方が諸説あるようですので、あえてここでは正解を言わないでおきます。どうしても知りたい方はかなっぺへご来店の際に店頭でご質問ください。

かなっぺオリジナルTシャツを販売します

Chemical Off のロゴマーク完成記念として2019年11月上旬よりオリジナルTシャツを販売いたします。綿100%・厚手ですが着心地のいいTシャツです。色はアースカラー(白)とマリンカラー(紺)の2色。それぞれM・L・XLの3種類をご用意しております。

店頭での販売のほか、かなっぺネットショップ でも販売いたします。お店のコンセプトに共感していただけた方や、単純にデザインを気に入っていただけた方など、ぜひお買い求めください。