半夏生 (はんげしょうず) 2021年7月2日 朝の様子・季節の話題

今朝は霧雨が降っていました。本日の話題は、今日から始まる七十二候について。

今日から七十二候は半夏生の期間に入ります

この七十二候は「烏柄杓(からすびしゃく)が生える頃」という意味のようですね。

烏柄杓はサトイモ科の植物の一種で、その根の部分を乾燥させたものは半夏(はんげ)という名の生薬として利用されているようです。

その生薬としての名前が七十二候で使われていると言うことですね。ちなみに生薬としての効能は、吐き気や咳、痰などを抑える効果があるようです。

この烏柄杓、実は結構前にここの畑で発見しています。カフェかなっぺの日記でも紹介しているのですが、その日記の日付は5月17日でした。

七十二候の季節感とはだいぶズレていますね。

ウィキペディアの情報によると、烏柄杓の開花時期は5月から8月と言われているようなので、やっぱりこの時期に生えるとは限らないようです。

半夏生がこの時期に置かれたのには何か理由があるのかもしれませんね。

ちなみに、今日は「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれる雑節の1つにもなっていて、農家にとっては、この日までに畑仕事や田植えを終える目安とされてきたようです。

また、昔からこの日は天から毒気が降るとも言われているらしく、井戸の蓋を閉めたり、この日にとった野菜は食べてはいけないとされたり、地域によってはこの日には妖怪が徘徊するという伝承まであるようです。

とにかく今日は農作業は休んだほうがいいという昔からの言い伝えがあるようなので、私たちも今日は畑に入るのを控えようと思います。

(かなっぺ店主 千葉)